牙狼2016-年賀メイキング-01
- By ken
- 2016年12月18日
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ここのところ、映画ネタばかりでしたので、本題の絵に関する記事を更新。
牙狼でお世話になったスタッフ関係者様に送らせて頂いている年賀状。
その2016年版がコチラ↓
前回の「牙狼<GARO>2015ー年賀メイキングー」の最後に、2016年版のメイキングの告知をさせて頂いておりましたので、このまま人目に触れることなく眠らせておくのも可哀想なので、遅ればせながら公開させて頂きます。
では、今回も独学内での知識ですので、全く参考にはならない説明かと思いますが、牙狼2016:年賀メイキングを始めたいと思います。
01:レイアウトラフを決めて行きます。
ここでは絵の方向性を摸索するだけなので、あまり描き込まず、頭の中のカメラで牙狼を様々な方向から見て行き、インパクトのあるレイアウトを探して行きます。
改めて描いていると、案外、牙狼は一枚の絵に納める場合は、アクションのある佇まいが難しいキャラだなと痛感…。
02:レイアウトラフ決定。
上記のレイアウトラフは、ありきたりの感じなのでボツ。
試行錯誤の末、敢えてあまり誰も描かないであろうと思う、あおりの牙狼に決定。
この段階でのポイントは、自分の得意とする向きやポーズを描くのではなく、常に難しいと思うレイアウトに挑戦して、自分の弱点を克服するためにも難しい構図を選んで行くことがポイントだと思います。
03:レイアウトラフ原寸大。
レイアウトラフが決まれば、それを原寸大に起こして行きます。
この段階でも、あまり緻密には描き込まずアタリを探すように描いて行きます。
2枚目のラフは、決定したレイアウトが正解かどうかを見極めるために、ボツのレイアウトも一応原寸大に描き起こしイメージを比較しています。
04:ラフ
比較の結果、やはりあおりの構図の方が納得したので、そのまま描き進めます。
先ほどのラフを自分の納得するまで描いていきます。
最初は、細部を細く描かず、鎧のパーツの位置などを簡単に描き出しバランスを見ながら進めて行きます。
ここで大事なのは、画像では分かりづらいですが、鎧の下には人が入っているので、まずは人のアタリを正確に割り出した後に、鎧をのせて行くように描くのがポイントです。
05:細かいパーツを割り出す。
着地点が決まれば細かいパーツなどもこの段階で分かるように描いて行きます。
鎧を描いたことによって、若干デブっとした感じが出てしまったので、身体のみ描き直したのが2枚目の画像となります。
06:牙狼剣を描き出す。
牙狼の下絵がほぼ完成したら、牙狼剣を描き出します。
先に牙狼剣を描いてしまうと、その下に隠れた身体のバランスが取りにくいため、牙狼剣は後から描いて行きます。
ここでも、牙狼剣を描いたことで、全体的に平面になりがちだったため、腕の出方や胸の張りを修正しばがら描いて行きます。
本当にざっくりとした紹介ですが、ラフから下絵の段階ではここで紹介した以上に描いては修正の繰り返しをしていた記憶があります。
牙狼自体が難しいデザインのため、あの雰囲気とバランスを絵に落とし込むこと自体が難しいのですが、今回はあおりのレイアウトを取り入れたことにより、より一層ハードルを上げてしまい紆余曲折の連続でございました…。
次回は、ペン入れ
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