デザイン道。
- By ken
- 2017年5月15日
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描かせて頂いていることに日々感謝しながら、多忙の渦の中で頑張っております!
でも、このプロジェクトに関わる他の皆様は、もっと過酷な渦の中で頑張っておられる方もおりますので、その方々と比べるとまだまだ楽な地点に立っている自分は、弱音を吐かず気を抜くこともなく最後まで全力で走るのみです!
でも、走っていても快調に走れない時もあり、描いているデザインの着地点に迷走することもあります…。
そんな時は慌てず、時間を置いてもう一度作品を見直すことで、新たな欠点や発見を探し、着地点の的を絞って行きます。
ですが、こいしている間にも僕のデザインが上がるのを待っている方達がいるかと思うと、またパニックになるというループ状態。
頭の中では、「あわてない、あわてない。ひと休み、ひと休み」
と、一休さんのアイキャッチが流れるのでありますが、「休めるかい!」と、冷静に突っ込んでいる自分がいます。
話は変わりますが、キャラクターデザインのお仕事で、案外思われがちなことがあるのですが、自分の個性を出せなければならないとか、絵が上手くなければならないと思っている方がいるかと思います。
でも、このお仕事で一番大事なことは、監督の想い描く世界観にリンクしたデザインを生み出せるかが、まず重要になります。
その後に、自分の個性やクオリティーの高さが問われてきますので、個性や絵の上手さを完璧に持ち合わせていても、その作品に添えるデザインを生み出せなければ、宝の持ち腐れ状態になります。
言葉では簡単に言えますが、これは高度な難題だと思います。
もし、本気でキャラクターデザイナーを目指すなら、まずは金額で力量を左右するのではなく、描かせて頂けることに感謝し、そのお仕事に添えたデザインを生み出すことが、未来の自信に繋がり、大きなお仕事にも繋がって行くと思います。
ですので、目の前の小さいお仕事でもあっても真剣に取り組んで行くことが大事なスタートだと思います。
小さなことが出来ない人に、大きなことは不可能ですので、自分の技量を過信することなく、今やるべきことが小さなことであっても、一生懸命やれる人にこそ未来の道が開けてくる世界だと思う今日この頃です。
画像は、迷走中の落書きなので、落書きも迷走してます。
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