ある昔の反抗…。

 

 

小学校高学年のある日の出来事。

今は生きてるのか死んでるのかも分からない父親。

父の人間性は、それはそれはお世辞にも褒めれたものではなく、時間があれば酒を飲み、家族との会話は一切無く、一日中野球中継か映画ばかり観ていたような父でした…。

生涯の会話は本当に作文用紙二枚ぐらいしかなかった記憶しかありません。

そんな父との会話で一番覚えているのは、特撮を馬鹿にしてきた会話でした。

 

 

 

何を話出すのかと思えば、そんなことを急に言われれば気分も良いわけはなく。

とっさに言い返してしまいました。

 

 

 

この絵では少し省略しているので、この会話を詳しく説明しますと…、

「子供の見るものだと決めつけているが、その子供番組を作っているのは大人だろ?そんな大人は駄目な大人なのか?」

「あんたの酒好きぐらい特撮が好きなので、あんたが酒を止められるのなら特撮好きも止めるよ…。」

といったような内容で、酒乱と特撮好きのバトルが繰り広げられたのを覚えてますが、この後父は無言の状況でした…。

見るからに腹を立てており、その場の空気は吸えたものではありませんでしたねぇ…。

まぁ、日々家族に愛情を注がない父でしたので、ついつい言い返してしまいましたが、父親が観ていた映画を物心ついた時から影ながら観ていたため、その影響が今のデザインにもかなり反映されているので、その部分では感謝しなければと思いつつ、この皮肉な結果に今でも心の整理がつきませんが、あの反抗した時から、未だに特撮に夢を抱いていることに驚いてます(笑)

ですが、この件から数年後、本当に特撮の世界に入って行くのですが、その際は祖父母からは、「このヤクザ家業が!」と、一層上回る訳の分からぬお言葉を頂くのですが、でも、この反発の波に押されながらも止めておこうとは一度も思わなかったので、本当に特撮の世界や物作りの世界が筋金入りで好きなのだなと改めて実感する今日この頃です!

 

 

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